2010年9月18日土曜日

タイ進出をお考えのあなたに



さばいでぃ~

現時点でラオスに行く用事がたくさんあるのに、それ以上にバンコクに留まる必要がある用事があり、全くもってタイミングが一向に合わない今月ですが、こんな時は先日も書いたようにSkypeを利用した現地とのやり取りがメインになる訳ですが、なんせPC素人の我がラオス人スタッフは、最近ようやくメール添付が出来るようになったレベルなものですから、とにかく忍耐強い説明が不可欠です。

正に1に忍耐、2に忍耐といった感じです(苦笑)

さてさて、この忍耐強さという言葉ですが、日本からバンコクに来たばかりの当時は、頭で理解していても体で理解してなかったため、多くのストレスで仕事に嫌気がさす事が多かったのですが、流石に今では現地式の対応が出来るようになっており、日本の友人などからは、「お前もタイ人化したなぁ」と言われる事が良くあります。

この「タイ人化」という言葉ですが、友人の意味するところは、のん気で時間にルーズといったニュアンスで使っているのですが、私に言わせれば、「タイ人化」とは、現地に対応するための必須アイテムであると認識してます。

ちょっと話がずれちゃいますが、日本の小金持ちが、タイで飲食店やカラオケなどを開業するケースがありますが、実際に私が携わったこの手の事業で、開業前に立てた計画と実績が大きく食い違ったケースは7件中0件です。

それに比べ、良くある胡散臭いバンコクの経営コンサルタント的な業務している所を介して進出したケースでは、多くの場合で支出超過に陥り、短命に終わる事例を数多く見てきました。

この原因は何でしょう???

私が思うに、後者の方は日本人らしく、ぬかりの無い事業計画で、言ってみればタイという後進国に、日本人の勤勉さや効率性を調和させ総合的に事業効率を上げようというような計画内容であるのですが、この手の事業計画は、どちらかというと大資本を伴っての進出(工場建設など)に適する内容で、タイ人を日本人化させる事が前提のような内容であることがその殆どであります。

ただ、この手の事業計画は個人事業のようなローカルビジネスには100%通用しないと私は思ってます。

過去に私が開業までのお手伝いをさせていただいたカラオケやマッサージ店などでも、多くの事業主は少ない資金を有効活用したいという希望を持っており、当然そうする事が物価の安いタイに進出するメリットな訳ですから理に適っており、基本として現地人で賄えるビジネススタイルを構築する事のお手伝いをさせてもらいました。

つまり事業に直接関与しない者や、日本人などの外国人を必要以上に絡ませない事を基本事項として、プランニングした結果、予定通りの収益を上げる事が出来ているという訳です。

目指すスタイルは、タイ人事業主が行っているタイ人によるビジネス展開です。

ただ先述したような現地のコンサルタント業者や、胡散臭い在住日本人たちは、この手の話は、絡まなければ商売にならないので、いろんな場面で収入を得るためのトラップを仕掛けている事が多く、まずは店舗手配から始まり、人材の手配や、仕入れの手配、毎月の会計など様々な場面で、そのトラップを仕掛ける傾向にあります。

こういった上記のような業者に遭遇した運の悪い事業主さんは、当然毎月不必要な支出をする事になり、思った以上の成果を得られないまま、撤退といった悲しい結末になる事が多いのです。

俗にいう、「日本人が日本人をカモる」典型的なケースですね。

大きく話がずれましたが、私が言いたいのは、日本人に対する「タイ人化」という言葉は、悪い意味合いで使われる事がその大半だと思いますが、実際には、タイに進出する事を考えている、若しくは既に進出している者であれば、「事業を成功させるための最重要課題が日本人のタイ人化であるのだ!!」という良い意味で解釈する必要があると言う事です。

ここ数年で日本経済が大きく後退している原因もそうだと思いますが、日本人は常に世界をリードする立派な民族であると信じている妄想家、又は過去の栄光を切り離せない古い日本人(ここで言う日本人が精度の高い収益性を生むプランニングを提案できると思っている人たち。又は提案する人たち)が、未だに主要なポストに居ることによって、組織として世界規模での正しい状況判断ができず国際競争力が衰退しているのだと思います。

タイ人の気質とは、これまでの数十年のタイ政局の歴史からも分かるとおり、とってもねちっこい性格でちょっとやそっとじゃ変える事は出来ませんから、まだこの先当分は、先進国のビジネススタイルをタイ人に適応させるというよりは、現地のスタイルに我々が適応する時期であると言う事をお伝えしたい。

最後にタイへの進出を考えている小金持ちの方へ、タイは今後も魅力あるマーケットである事に変りはありませんが、「タイ人⇒日本人化」は、まだまだ未来の話で、現実は「日本人⇒タイ人化」させる事を、優先事項として理解する事が成功へのカギでありますよ。

日本のくそ田舎で立派な事業計画の元に、新規参入しても、地元の人の気質や考え方を理解しない限り成功する事は難しいのと同じです。

とは言うものの、最近の日本人の質や価値とはいかがなもんでしょうかねぇ???

他国の人の意見を聞いたりしていると、1980年台の憧れの対象であった時代とは程遠く、どちらかというと「国際競争力の無い真面目な人たち」という言ってみれば「良くも無く、悪くも無く」という影の薄い人種として最近は扱われているようですから、日本人化させようという人材育成の発想自体が、既に世界的にみて的外れな発想であるような気がしますね。。。

ではでは



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